FDM(MEX/材料押出)方式の3Dプリンターで出力できる造形物として「おもちゃカメラ」を作った。積層方式の特徴や制約を意識して3Dモデリングを行い、各パーツの組込みの手法を満載しながら可愛いさを求めた。
・3Dプリンター全般の情報
→ 3Dプリンターにはどんな種類が(Flashforge)
→ RICOH 3D PRINT ONLINE
モデリングは、iPad ProとApple Pencilで直感的にダイレクトモデリングができるShapr3Dを使用。
某高級カメラの写真を参考にしながら課題を設定してモデリングを開始。
1)接着剤は使わない
2)着脱可能なレンズ部
3)上部の開閉機構
試作を繰り返した結果、おもちゃ感がでるよう左右のサイズを100mm、ケース内には小物を入れやすいように厚みを足して30mmに、高さは手・指になじんだ59mmにした。
Shapr3Dは簡単に図面書出しができるので、クリアランスや内部構造等、モデリングの寸法間違いなどを検証。
データ上で確認しても、テスト出力をすると細かな不具合があったり気付くことも多く、何度も修正を繰り返して精度を高める。
スライスソフトとは、3Dソフトで作成したCAD出力データ(STL)を、3Dプリンターで出力するためのデータ(GCODE)に変換するソフトで、今回使用したプリンターRaise3D E2用のスライスソフトideaMakerを使用。
構想 → デザイン設計 → ダイレクトモデリング → STLデータ出力 → スライス設定 → 3D出力 ↔ モデリング調整 → 再出力 → 組立・完成
Copyright© 2023 Hiroshi Hamai, SHIFT Inc. All Right Reserved.